📋 この記事の結論

  • 相手の配偶者からの連絡は「証拠がすでに揃っている」前提で考える
  • その場で認める・感情的に反論する・無視し続ける——いずれも状況を悪化させる
  • 最優先は「即答しないこと」と「やり取りを記録に残すこと」
  • 慰謝料の話が出た時点で、自分で交渉せず弁護士に相談するのが最も損失が小さい

婚外恋愛をしている人にとって、最も恐れる事態のひとつが「相手の配偶者から直接連絡が来る」ことです。電話、SNSのメッセージ、内容証明郵便、あるいは職場への突然の来訪。実際にこの状況に直面した人の多くが、動揺のあまり取り返しのつかない対応をしてしまいます。

この記事では、相手の配偶者から連絡が来たときに何が起きているのかを整理し、取るべき対応と絶対に避けるべき行動を解説します。

連絡が来た時点で何が起きているのか

まず理解しておくべきなのは、相手の配偶者が直接連絡してくる時点で、その人はすでに確信を持っているということです。多くの場合、連絡はある日突然来たように見えて、その前に数週間から数ヶ月の準備期間があります。

連絡の前に済んでいる可能性が高いこと

  • スマホのメッセージやメールのスクリーンショット取得
  • クレジットカード明細・交通系ICの履歴の確認
  • 探偵事務所への調査依頼と報告書の受領
  • 弁護士への相談と、請求方針の決定
  • あなたの氏名・勤務先・住所の特定

つまり「証拠はないはずだ」という前提での対応は、ほぼ確実に裏目に出ます。連絡は調査の始まりではなく、調査が終わった後の通告であることが大半です。

連絡の形式でわかる、相手の本気度

どの手段で連絡が来たかによって、相手の意図と段階はある程度読み取れます。

SNSのDM・LINE・電話

最も感情的な段階です。怒りをぶつけたい、事実を認めさせたい、謝罪させたいという動機が中心にあります。法的手続きの前段階であることが多い一方、この時点でのやり取りがすべて記録され、後の交渉材料になります。

内容証明郵便

弁護士が関与している、あるいは本人が本格的に請求を決めた段階です。内容証明そのものに法的な強制力はありませんが、「請求した事実と日付を証拠として残す」ための手続きであり、次は訴訟という流れも視野に入っています。無視することが最も危険な形式です。

職場や自宅への直接訪問

感情が制御を失っている状態であり、最も対応が難しいケースです。この場合、その場での話し合いには応じず、後日あらためて連絡する旨だけを伝えて切り上げるのが原則です。訪問が繰り返される、大声で騒がれるといった状況であれば、それ自体が別の法的問題になり得るため、記録を残しておく必要があります。

絶対にしてはいけない5つの対応

①その場で全面的に認めてしまう

謝罪の気持ちから「すべて私が悪いです」と認めてしまう人は非常に多いのですが、この発言は録音され、後の慰謝料交渉で不利な材料になります。事実関係の確認は必要ですが、その場で結論を出す義務はありません。

②感情的に反論する・逆に責める

「夫婦仲が悪かったから」「向こうから誘ってきた」といった反論は、たとえ事実であっても、相手の怒りを増幅させるだけです。交渉が硬直化し、請求額が跳ね上がる原因になります。

③無視し続ける

特に内容証明を無視すると、話し合いの余地がないと判断され、そのまま訴訟に移行します。訴訟になれば、あなたの氏名や事実関係が裁判記録として残り、解決までの時間も費用も大幅に増えます。

④その場で金額に合意する・支払ってしまう

提示される金額は、交渉の出発点として高めに設定されているのが通例です。慌てて支払うと、その後に減額を主張することは困難になります。また、示談書を交わさずに支払うと、後日さらに請求される可能性も残ります。

⑤不倫相手と口裏を合わせようとする

連絡を取り合って対応を統一しようとする行為は、露見した場合に「証拠隠滅を図った」と評価され、心証を著しく悪化させます。また、この段階での連絡自体が「関係が継続している証拠」として扱われることもあります。

取るべき対応の手順

手順1:即答しない

「突然のことで動揺しています。あらためてご連絡します」——この一言で構いません。認めることも否定することもせず、時間を確保することが最優先です。

手順2:やり取りをすべて記録する

メッセージは削除せず保存し、電話であれば日時と内容をメモに残します。相手の言動が脅迫的であったり、職場に繰り返し押しかけたりする場合、この記録があなたを守ります。

手順3:相手との関係を完全に停止する

この段階以降の接触は、あらゆる面で不利にしか働きません。連絡を取らない、会わない、SNSも見ない。関係の継続が確認されれば、慰謝料の増額要因になります。

手順4:弁護士に相談する

慰謝料の話が出た時点で、自力での交渉は避けるべきです。弁護士に依頼すると費用はかかりますが、減額交渉、示談書の作成、今後の請求を封じる清算条項の設定まで含めて対応でき、結果的に総支出が下がるケースは少なくありません。相談だけなら無料の法律事務所や、法テラスの利用も選択肢になります。

よくある質問

Q. 慰謝料はいくら請求されますか?

不貞行為の慰謝料は数十万円から300万円程度が一般的な目安とされ、婚姻期間、不貞の期間と回数、子どもの有無、離婚に至ったかどうかで大きく変動します。ただし、最初に提示される金額は相場より高いことが多く、交渉によって減額されるケースは珍しくありません。提示額をそのまま「相場」と受け取らないでください。

Q. 「独身だと聞いていた」場合はどうなりますか?

相手が既婚者であることを知らず、かつ知らなかったことに落ち度がなかったと認められれば、慰謝料の支払い義務を負わない場合があります。ただし、これを主張するには「なぜ知り得なかったか」を具体的に説明する必要があり、判断は個別の事情によります。心当たりがあるなら、早い段階で弁護士に伝えてください。

Q. 職場や家族にバラすと言われました。

不安を煽られる典型的な場面ですが、事実を第三者に言いふらす行為は、名誉毀損やプライバシー侵害として、逆に相手が責任を問われる可能性があります。脅しに屈して不利な条件で合意しないこと、そしてその発言を記録に残すことが重要です。この点も弁護士に相談すべき事項です。

Q. 自分の配偶者にはまだバレていません。どうすべきですか?

相手の配偶者があなたの家庭に連絡するかどうかは、あなたには制御できません。ただ、隠し通そうとして対応を先延ばしにすると、最悪の形で伝わるリスクが高まります。示談交渉の過程で家庭に知られる可能性も含め、どの順序で何を伝えるかを、弁護士と一緒に整理しておくことをおすすめします。

まとめ

相手の配偶者からの連絡は、婚外恋愛における最も緊張する局面です。しかし、この瞬間の対応次第で、その後の結果は大きく変わります。

やるべきことは驚くほどシンプルです。即答しない。記録を残す。関係を止める。専門家に相談する。この4つを守れるかどうかが、被害を最小限に抑えられるかの分かれ目になります。

そして最も伝えたいのは、パニックのまま一人で判断しないことです。この状況で下す独断は、ほぼ例外なく後悔につながります。

参考にした情報源

本記事の法律に関する記述は、以下の一次情報をもとに構成しています。

⚖️ 法的な内容についてのご注意

本記事は一般的な情報の整理であり、個別の事案に対する法的助言ではありません。慰謝料の金額や請求の可否、離婚の条件などは、当事者の状況によって大きく異なります。実際の判断が必要な場合は、必ず弁護士など有資格の専門家にご相談ください。当サイトの記事に専門家の監修は入っていません。

てつ

てつ(婚外恋愛ガチ恋おじさん)|編集担当

都内商社勤務・40代後半・既婚男性

既婚者マッチングサービスでのリアルな体験談と婚外恋愛の本音を発信。友人にも職場にも話せないことを、正直に書き続けます。

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