📝 編集部より

ある日突然、知らない番号から届いた一通——38歳みさきさんが語る、相手の配偶者から連絡が来た日と、そこから終わるまでの記録です。

📋 この記事の結論

  • 不倫相手の妻から直接SNSで連絡が来た体験談
  • 慌てて否定したことが、かえって状況を悪化させた
  • 最終的に弁護士を通じた話し合いで解決し、関係は終わった

👤 この体験談の語り手

  • 名前:みさき(仮名)
  • 年齢:38歳・女性
  • 職業:会社員(事務職)
  • 家族構成:夫・子ども1人(4歳)
  • 婚外恋愛歴:10ヶ月(発覚・終了)

「画面に出た一行を見た瞬間、指先が冷たくなったのを今でも覚えています。」

その一通は、平日の昼休みに届いた

お弁当を食べながらスマホを見ていたときでした。SNSのメッセージ欄に、見覚えのないアカウントから通知が来ていました。

開いた瞬間、最初の一行が目に入りました。

「〇〇の妻です。少しお話しさせていただけませんか」

〇〇というのは、私が10ヶ月ほど関係を続けていた相手の名前でした。その場で立ち上がって、給湯室に移動したのを覚えています。周りに人がいる場所で開いてはいけないものだと、本能的に思いました。

最初にやってしまったこと——即座に否定した

私はその場で返信しました。今思えば、これが最大の失敗でした。

「人違いだと思います」「〇〇さんとは仕事で知り合っただけです」

震える手で、そんなことを打ちました。とにかくこの場を切り抜けたい、なかったことにしたい。頭にあったのはそれだけでした。

返信は数分後に来ました。そこには、日付と場所が並んでいました。私たちが会った日、行ったお店、時間。写真も添えられていました。相手はすでに全部を持った上で、私に連絡してきていたのです。

否定した直後にそれを見せられたとき、頭の中が真っ白になりました。嘘をついた事実だけが、そこに残りました。

相手の男性に連絡がつかなかった3日間

すぐに相手に連絡しました。「奥さんから連絡が来た」と。

既読はつきましたが、返信はありませんでした。翌日も、その翌日も。あれだけ毎日やり取りしていた人が、一番必要なときにいなくなりました。

その3日間が、この一件で一番つらかったかもしれません。何が起きているのか分からない。彼の家庭でどんな会話がされているのかも分からない。ただスマホを握りしめて、通知を待つだけの時間でした。

4日目にようやく来た返信は、「ごめん、今は連絡できない」の一行でした。

会って話したいと言われて、迷った末に断った

奥さんからは、その後も何度かメッセージが来ました。会って直接話したい、と。

正直、会って謝るべきなんじゃないかと思いました。逃げているように思われたくなかったし、誠意を見せたい気持ちもありました。

でも、当時よく分からないまま検索して見つけた記事に、「感情的な場での話し合いは避けた方がいい」と書いてあったのを読んで、思いとどまりました。今振り返れば、この判断だけは正しかったと思います。

「直接お会いするのは控えさせてください。ご連絡は文面でお願いします」とだけ返しました。冷たいと思われたかもしれません。でも、あの精神状態で対面していたら、何を口走っていたか分かりません。

内容証明が届いた日

最初の連絡から3週間ほど経った頃、自宅に内容証明郵便が届きました。差出人は弁護士事務所でした。

金額を見て、息が止まりました。とても払える額ではありませんでした。

その夜、初めて夫に話しました。隠し通せる段階ではないと分かっていたからです。夫の反応は、怒鳴るでも泣くでもなく、ただ「そうか」と一言でした。その静けさが、何よりこたえました。

弁護士に相談して、状況が変わった

翌週、法律事務所の無料相談に行きました。持って行ったのは、内容証明と、奥さんとのやり取りのスクリーンショットです。

そこで言われたことは、私の認識をいくつも覆すものでした。

  • 提示されている金額は、交渉の出発点として高めに設定されているものであること
  • 関係の期間や状況によって、金額は変わり得ること
  • 示談書を作らずに支払うと、後からまた請求される可能性があること
  • そして、最初に否定したことが不利に働いていること

最後の項目は、聞いていて顔が熱くなりました。あの数分の返信が、こんなにも尾を引くとは思っていませんでした。

解決までにかかった3ヶ月

結果として、弁護士を通じた交渉で、最初の提示額よりは低い金額で示談が成立しました。分割での支払いです。

示談書には、今後一切の請求をしないことと、相手の男性に接触しないことが盛り込まれました。それを読んだとき、ようやく終わったと思えました。

相手の男性とは、あの一件以降、一度も連絡を取っていません。彼が家庭でどうなったのかも知りません。10ヶ月間、あんなに大きな存在だった人のその後を、私は何も知らないままです。

今、同じ状況の人に伝えたいこと

あのとき私が知っていればよかったと思うことは、たった一つです。

すぐに返信しなくてよかった。

連絡が来た時点で、相手はすでに証拠を持っています。慌てて否定しても、事態は何も良くなりません。むしろ、嘘をついたという事実が一つ増えるだけです。

「突然のことで動揺しています。あらためてご連絡します」——それだけ返して、専門家に相談する時間を作る。それができていれば、あの3ヶ月はもう少し違ったものになっていたと思います。

編集部解説:この体験談から学べること

みさきさんの経験は、相手の配偶者から連絡が来たケースの典型的な流れをたどっています。編集部として補足しておきたい点を整理します。

連絡が来た時点で、調査は終わっている

みさきさんが即座に否定した直後に日付・場所・写真を提示されたように、直接連絡してくる時点で相手は確信を持っています。多くの場合、その前に数週間から数ヶ月の準備期間があります。「知られていないかもしれない」という前提での対応は、ほぼ確実に裏目に出ます。

相手の男性が連絡を絶つのは珍しくない

3日間音信不通になった点も、決して特殊ではありません。発覚直後の当事者は自分の家庭の対応で手一杯になり、相手を守る余裕を失います。「一緒に乗り越えてくれる」という期待は、この局面では持たない方が心が守られます。

対面での話し合いを避けた判断は妥当

感情が高ぶった状態での直接対面は、録音される、暴言を引き出される、その場で不利な約束をさせられるといったリスクがあります。誠意は、対面ではなく手続きの誠実さで示す方が安全です。

示談書の清算条項が重要

みさきさんの示談書に「今後一切の請求をしない」旨が入っていた点は重要です。これがないと、支払い後に追加請求される余地が残ります。金額の交渉以上に、書面の内容が重要だと理解しておいてください。

よくある質問

Q. 連絡が来ました。無視し続けたらどうなりますか。

SNSのメッセージ程度なら反応しない選択もあり得ますが、内容証明郵便を無視すると「話し合いの意思なし」と判断され、そのまま訴訟に移行することがあります。訴訟になれば解決までの時間も費用も大幅に増えます。無視は解決策にはなりません。

Q. 弁護士に頼むと費用がかかります。自分で交渉してはいけませんか。

自分で交渉すること自体は可能です。ただ、相手側に弁護士がついている場合、知識の差がそのまま条件の差になります。みさきさんのケースでは、減額分が弁護士費用を上回りました。まずは無料相談だけでも利用し、費用対効果を確認してから判断するのが現実的です。法テラスの利用も選択肢になります。

Q. 相手の男性に「一緒に対応してほしい」と頼めますか。

頼むこと自体は自由ですが、期待しない方が安全です。また、この段階で相手と頻繁に連絡を取ること自体が「関係が継続している証拠」として扱われる可能性があります。連絡は必要最小限にとどめてください。

Q. 自分の配偶者にはいつ話すべきですか。

みさきさんは内容証明が届いた段階で話しています。示談交渉が進むと金銭の動きが生じるため、家計を共有している場合はいずれ隠し通せなくなります。最悪の形で伝わる前に、自分の口から伝える方が傷は浅いというのが、経験者に共通する声です。

まとめ

相手の配偶者からの連絡は、婚外恋愛において最も動揺する場面のひとつです。しかしこの瞬間の対応が、その後の3ヶ月、あるいは1年を左右します。

みさきさんの言葉を借りれば、必要なのは「すぐに返信しないこと」。この一点だけでも覚えておけば、避けられる不利益があります。

そして、一人で抱え込まないこと。相手の男性も、自分の配偶者も頼れない状況だからこそ、第三者である専門家の存在が意味を持ちます。

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ハナ

ハナ|編集長

42歳・既婚・歯科クリニックパート受付

セックスレス3年、会話の少ない夫婦生活の中で「このまま女として終わっていくのかな」と感じた夜に婚外恋愛の世界へ。自身の1年間のリアルな経験をもとに、同じ思いを抱える方へ寄り添う記事を届けます。

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