📝 編集部より
「この人と生きていきたい」と本気で思った。それでも踏みとどまった——39歳かおりさんが語る、離婚を考えた日々と、家庭に残った理由です。
📋 この記事の結論
- 婚外恋愛中に離婚を本気で考えたが、踏みとどまった体験談
- 踏みとどまった理由は子どもと経済的な現実だった
- 離婚を考えた経験が、家庭との向き合い方を変えた
👤 この体験談の語り手
- 名前:かおり(仮名)
- 年齢:39歳・女性
- 職業:会社員(営業職)
- 家族構成:夫・子ども1人(9歳)
- 婚外恋愛歴:1年半
「離婚という言葉が頭から離れない日が続いた。踏みとどまった理由を正直に話したい。」
「離婚したい」という言葉が、頭の中で鳴り始めたのは、婚外恋愛を始めて8ヶ月が経った頃だった。
鳴り始めたというより、いつの間にか居座っていた。気づいたときには、夫の顔を見るたびに「この人と一緒にいる意味は何だろう」と考えていた。39歳、会社員、子ども1人。婚外恋愛相手と比べるたびに、夫婦の日常が色あせて見えた。
目次
婚外恋愛が始まったきっかけ
相手は異業種交流会で知り合った男性(42歳・既婚)。最初から「この人が好きだ」と思ったわけじゃない。ただ、話していると「対等に扱われている」という感覚があった。夫は悪い人じゃないけど、私の仕事や意見を軽く扱う癖があった。そのギャップが、じわじわと大きくなっていった。
「離婚」が頭をよぎり始めた瞬間
彼と過ごす時間が増えるにつれて、夫との時間が苦痛になってきた。同じ食卓で向き合いながら、「なんで私はここにいるんだろう」と思う夜があった。
一度思い始めると、止まらなかった。「離婚したら彼と一緒になれるかもしれない」「子どもを連れて出ていけるだろうか」「仕事を続けながら一人で育てられるか」——夜中に一人でそんなことを考えていた。
踏みとどまった理由
彼に「離婚する気はない」と言われた
ある日、思い切って彼に聞いた。「私たち、これからどうなると思う?」。彼は少し間を置いてから、こう言った。「俺は離婚するつもりはないよ。それはわかって欲しい」。
頭ではわかっていた。でも言葉にされると、違った。自分だけが「先」を考えていたことが、はっきりわかった。
子どものことを考えたとき
娘は当時9歳。「パパとママが離婚する」という現実を、あの子に背負わせることができるか——そう考えたとき、足が止まった。
婚外恋愛のために、この子の日常を変えていいのか。その問いに、答えが出なかった。
「比べていた」ことに気づいた
冷静になって気づいたのは、私は「婚外恋愛の非日常」と「夫婦の日常」を比べていたということだ。ときめきのある時間と、皿洗いや洗濯のある日常を、同じ土俵で比べていた。それは公平じゃなかった。
今の正直な気持ち
婚外恋愛は、今も終わっていない。ただ、「離婚」という言葉は頭から消えた。
夫婦関係が劇的によくなったわけじゃない。でも、夫の「対等に扱わない癖」を、自分から話し合うようになった。少しずつ変わってきている気がする。
婚外恋愛が「離婚を考えさせた」ことは、今は悪くなかったと思っている。自分が夫婦関係に何を求めていたかを、初めてちゃんと言語化できたから。それだけは、あの時間が教えてくれた。
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編集部解説:「離婚を考える」段階で確認すべきこと
婚外恋愛の最中に離婚が頭をよぎるのは、決して珍しいことではありません。ただし、その考えが本物かどうかを見極める視点があります。
離婚願望が最も高まるのは「関係が絶好調のとき」
意外に思われるかもしれませんが、離婚を最も強く考えるのは関係が苦しいときではなく、相手との時間が最高に幸せなときです。理由は単純で、その瞬間に家庭との落差が最大化するからです。つまり離婚願望のピークは、判断力が最も低下しているタイミングと重なります。体験談の語り手が踏みとどまれたのは、この落差に気づけたからだといえます。
「比べていた」という気づきの重要性
婚外恋愛の相手と配偶者の比較は、そもそも公平ではありません。相手とは楽しい時間だけを共有し、生活の負担も将来の不安も共有していない。一方、配偶者とは生活のすべてを共有しています。非日常の相手と日常の配偶者を比べれば、結果は最初から決まっています。この構造に気づけるかどうかが、判断の質を大きく左右します。
それでも離婚が正しい場合もある
誤解のないように言えば、離婚が誤りだと言いたいわけではありません。婚外恋愛をきっかけに、長年目を背けてきた夫婦の問題に向き合い、結果として離婚を選ぶ人もいます。判断の分かれ目は、「相手がいなくても、その結論は変わらないか」——この一点に尽きます。
よくある質問
Q. 相手に「離婚を考えている」と伝えてもいいですか?
慎重になってください。多くの既婚者にとって、相手の離婚話は「自分も離婚を迫られる」というプレッシャーとして届きます。実際、この話題を機に関係が急速に冷えるケースは非常に多いのです。離婚は自分の家庭の問題として、相手と切り離して考えるのが原則です。
Q. 踏みとどまった後、関係を続けても大丈夫ですか?
離婚を考えるほど感情が深まった関係は、すでに「割り切った関係」ではなくなっています。同じ状態を続ければ、いずれ同じ地点に戻る可能性は高いでしょう。続けるなら、会う頻度を落とす、将来の話をしないなど、感情の温度を意図的に下げる工夫が必要になります。
Q. 何度も離婚を考えては、その度に思いとどまっています。
その繰り返し自体が、大きな精神的消耗を生んでいます。決断できないまま揺れ続ける状態が何年も続くと、心身に不調が出ることもあります。答えが出せないなら、夫婦カウンセリングなど第三者の視点を入れて、家庭側の問題に正面から取り組む段階に来ているのかもしれません。
参考にした情報源
本記事の法律に関する記述は、以下の一次情報をもとに構成しています。
- 裁判上の離婚が認められる事由:民法第770条(e-Gov法令検索「民法」)
- 法的な手続き・相談窓口:法テラス(日本司法支援センター)
⚖️ 法的な内容についてのご注意
本記事は一般的な情報の整理であり、個別の事案に対する法的助言ではありません。慰謝料の金額や請求の可否、離婚の条件などは、当事者の状況によって大きく異なります。実際の判断が必要な場合は、必ず弁護士など有資格の専門家にご相談ください。当サイトの記事に専門家の監修は入っていません。
ハナ|編集長
42歳・既婚・歯科クリニックパート受付
セックスレス3年、会話の少ない夫婦生活の中で「このまま女として終わっていくのかな」と感じた夜に婚外恋愛の世界へ。自身の1年間のリアルな経験をもとに、同じ思いを抱える方へ寄り添う記事を届けます。


