📝 編集部より
自分から別れを告げた——それがこんなに苦しいとは思わなかった。37歳ちさとさんが語る、終わらせる側のリアルな痛みです。
📋 この記事の結論
- 婚外恋愛を自分から終わらせた体験談
- 別れを決断した理由は関係の限界と自分の生活を守るため
- 喪失感はあったが、3ヶ月後に「終わらせてよかった」と思えた
👤 この体験談の語り手
- 名前:ちさと(仮名)
- 年齢:37歳・女性
- 職業:正社員(経理職)
- 家族構成:夫・子ども1人(6歳)
- 婚外恋愛歴:1年(終了)
「自分から終わらせることが、こんなに苦しいと思わなかった。」
別れを告げたのは私からだった。
それなのに、どうしてこんなに苦しいんだろう——と思いながら、帰りの電車で窓の外をずっと見ていた。37歳、経理の正社員、6歳の子どもがいる。自分で選んで、自分で終わらせた。なのに、胸に穴が開いたみたいだった。
始まりは、前の職場の同僚だった
相手は前職の同僚(40歳・既婚)。転職してからも連絡が続いていた。「たまに飲もう」から始まって、気づいたら二人で会うようになっていた。
夫のことが嫌いだったわけじゃない。ただ夫は「話を聞くのが苦手な人」で、私が仕事の愚痴を言っても「そうか」で終わる。それが彼は違った。ちゃんと顔を見て、最後まで話を聞いてくれた。ただそれだけで、特別に感じてしまった。
終わらせようと思った理由
関係が1年続いた頃、彼が「もう少し頻繁に会いたい」と言い始めた。週1回のペースを、週2〜3回にしたいと。
そのとき、何かが冷えた。
週1でも、子どもに「今日もお迎え遅くなるの?」と聞かれることがあった。嘘の口実を作るたびに、少しずつ自分が削れていく感覚があった。それ以上増やすことは、できなかった。
それに気づいたとき、「このまま続けた先に何があるか」を初めてちゃんと考えた。答えは出なかった。いや、正確には——出たくなかった。でも答えを直視しないまま続けることが、もう限界だった。
別れを告げた日のこと
直接会って話した。メッセージで終わらせることは、自分が許せなかった。
駅前の喫茶店で向かい合って、「終わりにしたい」と言った。声が震えた。彼はしばらく黙っていて、それから「なんで」と言った。その一言が、思いのほか刺さった。
「子どものことを考えると、続けられない」と答えた。本当のことだった。彼は何も言わなかった。コーヒーを一口飲んで、「わかった」とだけ言った。
帰り道、泣いた。自分から終わらせたのに、なんで泣いているんだろうと思いながら、止まらなかった。
終わらせた後——喪失感の正体
最初の1ヶ月は、正直しんどかった。
連絡したい衝動を何度も抑えた。何気ないことで「彼に話したい」と思う瞬間が来るたびに、そうか、もう終わったんだと気づき直す。その繰り返しだった。
喪失感の正体は、彼への未練というより「話を聞いてくれる場所」を失ったことだったと思う。それが整理できたのは、2ヶ月ほど経ってからだった。
3ヶ月後——終わらせてよかったと思えた瞬間
子どもの参観日に行った。それだけのことだ。
教室で我が子の発表を見ながら、「ここにちゃんといられてよかった」と思った。婚外恋愛をしていた頃の自分は、どこか上の空だった。気持ちが分散していた。それが今は、ここにある。
大げさな話ではない。ただそれだけのことが、「終わらせてよかった」と思える理由になった。
今、自分から終わらせようとしている人へ
自分から終わらせることは、思っていたより苦しい。「私が決めたこと」なのに、喪失感は来る。それは覚悟しておいた方がいい。
でも、その苦しさは時間が経つと変わる。「正解だったかな」という疑問が、「正解だった」という実感に変わるタイミングが来る。私の場合は3ヶ月だった。
自分で選んで終わらせることは、「流れで終わる」とは違う重さがある。でもその重さの分だけ、終わった後に立っている場所がしっかりしている気がした。
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ハナ|編集長
42歳・既婚・歯科クリニックパート受付
セックスレス3年、会話の少ない夫婦生活の中で「このまま女として終わっていくのかな」と感じた夜に婚外恋愛の世界へ。自身の1年間のリアルな経験をもとに、同じ思いを抱える方へ寄り添う記事を届けます。


